だらだら

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多和田秀弥というお方

筆者は画面越しなら毎日拝んでいるんですが、多和田くんはまだ生で見たことがない、、、!!なのでかなりうわべ知識。。熱心なファンの方から見たら「なんだこのクソにわか!!」とお思いになるかもしれませんが...「こいつは所詮ビギナーや!!大目に見てやるか!」くらいの寛大な心で受け入れて下さると嬉しいです。笑



①表情
多和田くんといえばクシャっとした笑顔~!見てるこっちまで嬉しくなっちゃうような素敵な笑顔が魅力的です。同年代の俳優仲間と写真にうつっているとき笑顔、おいしいものを食べているときの笑顔……。まさに「幸せ」の具現化!!
おちゃめな表情も魅力的です。変顔とまではいかないけど、唇を突き出してみたりおどけた表情だったり、写真によってクルクル表情が変わる所が多和田くんの見てて飽きないところだと思います。Twitterやブログに上げてくれる写真は大体このふたつの表情のうちどっちかかなっていう印象が強いです。
もちろんこんなお茶目な表情だけでは多和田秀弥の表情の魅力を語り尽くせません。キリッとした男前な顔も素敵です!いつもの表情とのギャップ効果もあるからだと思うんですど、凛々しい表情がとってもかっこいい。元々高身長なだけあって、雑誌とかに載ってる多和田くんのキリッとした写真はほんとにモデルさんみたいです。わたしが激推ししてる多和田秀弥のキリッとした表情は2015年の春くらい(多分)のSparkleの写真なんですが……ほんとみんなに貸してあげたいよ~!!

②踊れる
ニンニンジャーに追加戦士としての出演が決まった時、わたしが最初に思ったのは「多和田…お茶の間で踊るんか…」ということです(笑)。多和田秀弥といえばダンス!!というくらい、足の長さを存分に生かしたキレっキレのダンスを踊ることに定評のある多和田くんですが「ニンニンジャーのあの子供向けの踊りを多和田秀弥に踊らせたらどうなるんだ」と思ったのは私だけじゃないはず!!
テニミュ時代「歴代で1番踊れる手塚」と呼ばれた男がお茶の間で踊るだと!!これは見るっきゃない!と思って日曜朝早起きして見たところ、まあそこには紛うことなきな多和田がいた。
ほかのメンバーとは明らかに違うキレ。もはや他の踊りに見える。「踊ればニンニニニン」のところの肩の動きなんて、子供はできないに決まっている!でもキレキレでサラッと踊るだけでなく、サビの「なんじゃもんじゃ忍者」のところは全力で体を動かしたりしていて流石です。個人的には「まつりじゃまつりジャジャジャジャーン」のモー娘っぽい振り付けが好きです。
YouTube東映の公式チャンネルで、多和田くん演じるキンジが妖怪と踊っている動画があるのでまだ見たことない方はこの機会にぜひご覧になってみてください!
あとさっきもちょっとテニミュについて触れましたが、キレキレで踊っている手塚も最高です。ダンスナンバーはもちろんなんですけど、ちょっとした動作もキレがあって素敵です。全国立海アンコールソングの「頑張れ負けるな必ず勝て」の、青学コールのときの手塚の動きがちょっとした振り付け(ダンスというか手の動き)なのにすごい肩とか動いてて流石だな……て感心しちゃいます。あと王道だけどthe topとかも素敵。

③ブログが長い
毎回の更新がほんと楽しみになるくらい長くて写真がいっぱい貼ってあって読み応えのあるブログ。私の中にあるいいブログを書く俳優ランキングではおそらく5位以内に入っているでしょう。しかもいいことを書くんですよ彼は!!!全然泣き所じゃないところでも感動してしまいます(笑)。一番新しい記事(母の日)はぐっときました〜こんな息子ほしいです!!
今思い返すためにいくつか過去のブログを読んだのですが、ドリライ2014のあとのブログは涙ボロボロ流しながら読んだことを再び読み直してみて思い出しました……今読んでも心にこみ上げてくるものがあります。
一つ一つが印象に残るブログなので、改めて読んでみると自分が当時このブログを読んで思ったこととかも思い起こされてきて、多和田くんのブログだけど自分の記録でもあるなあって感じました。それくらい心に残るメッセージが多いです。更新率もそれなりに高いのでぜひ見てみてください!
大好きな記事はたくさんありすぎて選べないのですが、強いて挙げるなら、いつかのブログで松岡広大くんと2人でご飯食べに行ったときの様子を更新してくれたことがあってめちゃめちゃうれしかったな~。青学の子とご飯食べに行ってるのももちろんテニミュ懐古厨として「ああ~まだ仲いいんだな~!」と嬉しくなるのですが、卒業して結構経ってから、他校の、しかも一緒に試合してない歳のはなれた後輩と2人でご飯食べに行くことってなかなか珍しいと思うんですよね!そういうちょっとしたところからも多和田くんの人望が伺い知れるので、ブログぜひぜひ読んでください。(2回目)




ニンニンジャーも終わり、ほっとひと段落する間もなく新しいお仕事がたくさん舞い込んできて、しかもそのお仕事の内容が「レノア」のCMだとかめざましのリポーターだとか、爽やかな多和田くんのイメージにぴったりな素敵なお仕事ばかりだな……!とフンフンと感心してたわけですが、そんな中衝撃が……!
なんとドラマ出演!深夜ドラマ!しかも役どころがスポーツインストラクター(不倫相手)……!?
「これニチアサ俳優がやってもいいの?」とわたしは思った。不倫?不倫とはどういうこと?まあ不倫にもピンからキリまであるし、すごく純情な(?)不倫かもしれない。だって多和田だし。ニチアサ俳優の多和田秀弥だし!!!手塚国光だし!!
このときの私は、いつもの爽やか多和田の笑顔しか頭になかった。

そして放送日当日。
「見てみなきゃどんなのかわかんないよね〜 よーし多和田くんがドラマで頑張ってる姿見るぞ〜!」そんなかる~い気持ちで金曜ナイトドラマ不機嫌な果実」を見る私。

あっ多和田でてきた~!!


え、多和田くん……たわ……た…………??
えっそんな!!そんなエッチな!!え??たわ……多和田くん!?アーーー多和田くん、た、た、だわだぎゅん?????


(゚д゚)←ほんとにこんな顔して見てました。
見てない方に説明すると、多和田くんが橋本マナミさんにキスもとい飴の口移しをするのですが、まあエロいのなんの……。しかも最後ちゃっかり服の下に手を入れちゃってますね。多和田くん=テニミュの手塚、というイメージが私は一番強いので「手塚……お前はドイツでそんなテクニックを仕入れたのか……」みたいな気持ちでテレビ画面を見つめていました。これが本物のテクニシャン手塚国光なの?と思ってたのは私だけではないはず……。(最低)
でもここで見せる笑顔がまたズルイ笑顔で……。なんというか、エロい笑顔!w エロ賢い笑顔。新しいジャンルの笑顔を開拓してくれました彼は。
私はどの俳優さんに対しても夢女ではないのでラブシーンは全く平気なのですが、このキスシーンはさすがに赤面しました(笑)。たぶん多和田くんに限らず誰がしてても赤面になってたと思いますw
あとこのあとにもかなり過激なシャワールームのシーンがあるのですが、うまく説明できないので割愛!笑 でもみんなほんと見て!!ほんとに見て欲しい!!
放送前に多和田くんが「お母様方、お子さんを寝かしつけてからご覧下さい(笑)」みたいなかんじのゆるい警告(?)アナウンスをしてたのですが、もっとキツめのアナウンスでお願いします!!「いいか。子供と一緒に見るな。見た奴はグラウンド200周だ。」くらいで!!あーこれキツめっていうかただの手塚だー!!!




多和田くんの推しポイントは以上です。
結局何が言いたかったのかというと、みんな、是非ともテニミュやニンニンジャーの多和田秀弥を見たあとに不機嫌な果実を見てくれー!ということです、以上!!

舞台俳優はいいぞ 〜楽しいイベント編〜

個人の主観で「面白いな」と思った舞台俳優さんのイベントを紹介します。
みんな~舞台俳優はいいぞ~距離が近くて!!
※ほぼレポ参照なので本人の発言とかはニュアンスです


〇地引き網体験(中河内雅貴さん 2015年)
ファンクラブツアーで行われました。
地引き網!?笑 斬新すぎる!!
本人がリアルタイムでこの日の様子を呟いていた(写真付き)のでよく覚えてます。
写真からひしひしと伝わる天候の悪さ(曇ってて風がメッチャ強そう)……そんな中、みんなで網引っ張ってる!!本人は最初はメガホンで応援していたそうですが(笑)途中からみんなと一緒に引っ張ってベチョベチョになったそうです。参加者の皆さんも結構濡れたらしいので、推しが地引き網イベントを開催することになった方は是非濡れてもいい服装でご参加ください。(?)

〇メロン食べ放題(久保田悠来さん  2015年)
バースデーイベントで行われました。
ここ数年は活躍の場が舞台から映像作品中心になられたので舞台俳優というくくりにするのはちょっとあれなんですが、面白いので紹介させていただきます。
これが開催されたのは鎧武が終わって半年ちょい後だったのですが、バースデーイベントでメロンをもってくるあたりやっぱり悠来くん流石です。しかもメロン狩りじゃなくてメロン食べ放題っていうところがまたwwwバースデーイベントということで昼食時には悠来くんのバースデーケーキが運ばれてきたらしいのですが、真ん中にドーンとメロンをかたどってあり、その周りは「天下御免」の形のクッキーでデコレーションしてあるという素晴らしくthe・斬月!なケーキでした。
伊豆フルーツパーラーで開催され、参加者の皆さんがお土産にメロン関連の商品を買い占めてしまいお店の人もびっくりしたそうな。
ちなみに今年の彼のバースデーイベントは陶芸です!!笑
イベントタイトルは「久保田悠来性誕祭2016 ~ねってこねってこんもり陶芸~」……この秀逸なセンスwwwこれもまた悠来君らしいというかなんというか、、
ちなみに私が悠来くんのイベント(食べ放題ではないです)に参加した時は、一人一人にありがたい(?)お言葉をかけていただくというお見送りつきでした。私はめっちゃたどたどしいかんじで「あの……、あの、猫の、猫の短いししっぽのやつ!!」と言われました。悠来くんのイベントはほんとおもしろいので是非参加してみてください(笑)。

〇愛犬を連れてくる(磯貝龍虎さん 2009年ほか)
トークショーでのひと幕。"2009年ほか"って書いたのは他のイベントでも連れてきていたことがある可能性が高いからです。
この時期の龍虎くんのブログは高頻度でパッツ(当時飼ってた黒パグ)の写真があるので、龍虎くんのパッツへの溺愛っぷりは是非ともその目で確認してみてください笑
ファンの間でも大人気だったようで、出てきた時には大歓声が上がり、そのほかにも
「パッツの写真販売したら欲しい?」
(お客さん)「ほしーーい!」
というやりとりもイベントの中であったらしいです。
ペットについてトークの中で語る、ということはあっても実際に連れてくるとは……!笑 龍虎くんはすごい。

〇あだ名命名会(佐藤流司さん 2015年)
カレンダー発売記念イベントで行われました。
これは佐藤流司だからこそできるイベントですね。レポは何回読んでも本当に面白いですwww
「やさしめ」と「きつめ」を選ぶことができ、本人がその人の特徴とかであだ名を付けてくれる&紙に書いてくれるというイベント。「きつめ」を選んだ方のあだ名が(いい意味で)容赦なくて佐藤流司はほんとできる男だな~って感心します。気になった方はぜひTwitterNAVERまとめで検索してみてくださいw
個人的ツボはマックスきつめをお願いした方が「卒アルの右端」みたいなあだ名をもらっていたことです。

〇携帯orスマホにボイスメッセージを録音する(植田圭輔さん 2016年)
トレーディングカード発売記念イベントの特典でした。
舞台俳優のリリイベといえば、積んだ金に応じて特典が豪華になるという足元と欲望を見られまくった方式が毎度おなじみですが、このトレカイベは他のリリイベと一味違ったのだった……。
具体的な内容はというと、(下にいくほどグレードアップ)
・植田さんと握手
・開催日別に特典カードがもらえる
・会場別生写真がもらえる
・2ショットチェキ撮影
・お客さんの私物にサイン
・サイン入りワイド2ショットチェキ撮影
・お客さんの携帯orスマホにボイスメッセージを録音
2ショットチェキは定番中の定番で、私物サインが付くと個人的に「お~特典豪華やね~」ってなるのですが、ボイスメッセージは当方はじめて見ました。まだこの沼に浸かって日が浅いからよくわからないけど、これ普通なの?誰か教えてくれ。
最初ももちろんこの特典にびっくりしたのですが、そのあと暫くしてイベントの詳細が来た時、ボイスメッセージの例が公式から提示されて
(公式サイト(ボイスメッセージ! | トレカ通販)から引用)
► 5ボックス券での参加特典“携帯スマホにメッセージ録音”ですが、事前に用意するメッセージ内容が決定しました!
※お客様が考えたメッセージでも録音可能です。
(1)○○、おはよう!お目覚めはどうだい?今日も沢山よい事がありますように・・。元気で頑張ろうね!
(2)○○、お疲れ様。今日はどんな1日だった?色々あったと思うけど、ご飯食べて、お風呂に入って、ゆっくり休んでね。
(3)○○、いつもがんばってきたから、きっとうまくいくよ!このメッセージを聞いて元気出して!いつでも応援しているよ。
……!?!?wwwwww
思わず笑ってしまいました。植田さんが!?あの植田さんがこれを言うのか!?!?そ、想像つかない……。。
当日は周りを囲った小さいスペースで本人がひとりで録音してそれをお客さんに渡す、といった方式だったらしいのですが、雑音防止のため録音中はシーンとなるらしく外で待機している大勢のお客さんに植田さんの声が丸聞こえという異様(?)な状況だったそうな。

〇物販で等身大の抱き枕を売る(トキイベ 2016年)
トキイベとはトキエンタテイメントという馬場良馬くんや荒牧慶彦くんなんかが所属している事務所が主催しているイベントのことです。
定期的に開催されていて、イベントの度にイベントの内容や物販の斬新さが話題になります。
前回開催のときの物販にバスタオルがはいってて(真ん中におっきく俳優さんがプリントされてて、自分の体を包むと抱きしめられるようになる構造)かなり攻めてるグッズだな……と感心したのですが、今回はさらに攻めてきましたね!!笑  抱き枕とな!!
完全受注生産のため残念ながら現在は入手不可です……次回のトキイベの物販に期待しましょう。
トキイベといえば殺陣とか女装とか着ぐるみとかおもしろい内容が多いですよね~楽しそう。。あと一部写真撮影OKな部分もあったりして、ほんとーに1度は行ってみたいと思うイベントです。

〇洗車をしてもらう(馬場良馬さん、上田悠介さん 2015年)
Webドラマ「愛車探偵」のイベント。
主催側曰く、日本初どころか世界初の試みではないかというこのイベント。斬新すぎるもんな。
ファン全員の車を洗ってもらえるというわけではないですが(抽選で選ばれた人のみ)、車を洗ってもらった後はどちらか片方と車中でおしゃべりできるというスペシャルな特典つき。
好評につき今年の3月は馬場良馬さん&中村誠治郎さんで再び行われました。
洗ってもらったらもったいなさすぎて2度と車洗えないですね~!(?)





この界隈では定番ですが「サンリオピューロランドでイベントを行う」っていうのも他のジャンルの人から見たら「えっ!?」ってかんじだと思います(笑)。私はジャニーズ沼からやってきた人間なので初めてきいたときはびっくりしました……サンリオピューロランドとか乙女かよ!!
若手俳優はジャニーズとかと比べて距離が近いのがウリというか、それが最大の強みだと思います。それを存分に活かすのはいいのですが、あまり行き過ぎると俳優さんにも負担になってしまうし、こちらもあんまりいい気持ちにならないし、炎上沙汰にだって成りうるし……。(正直ハグはだめだと思いました。)「近い」と「近すぎる」では雲泥の差だと思います。その「近い」距離感の中でどれだけお客さん・俳優さん共々楽しく過ごせるか、お客さんに「面白いな」「また来たいな」と思わせることができるようになるかが今後のイベントにおいての課題だと思うので、イベントスタッフさんには是非ともそこんところよろしくお願いしたいです!

「K Lost small world」を未読の方向けに紹介その②+個人的感想

前記事の続きです!
今回は吠舞羅加入~ふたりの離別までです。
前回同様、ネタバレのオンパレードですので「それでもOK!」な方のみスクロールお願いします~あとみんななるべく原作よんでねほんと最高だから!!!




※途中「K sideRED」を読んだほうが話が分かりやすいところがありますが、未読のままでもロスモワの話自体には影響しません。けど面白いからぜひ読んで欲しい!!

2人は赤のクランのインスタレーションを受け、同じ場所に吠舞羅の徴を授かりました。最初は伏見もこの力を受け入れていましたが、時間がたつにつれ八田との間にずれが生じていきます。最初は同じ目的で吠舞羅に入ったはずなのに、尊さんに尻尾を振っている八田にだんだんと昔感じたような気持ちを失っていく伏見。ちょうどその頃、吠舞羅は前青の王・羽張迅クランズマンである湊秋人・速人という双子を保護します。(この双子についてのお話が気になる方は、K sideREDを読んでね~)湊兄弟は、最近新たに青の王になった宗像礼司の方針(古参の青のクランズマンを切り捨て、それどころか異能力者(ストレイン)扱いし、新生セプター4の管理下におこうとしている)が気に入らず、セプター4から逃げてきました。普通ならセプター4と対立している吠舞羅が"元"とはいえセプター4の人間を保護する義理はないのですが、草薙さんの頼み(草薙さんはセプター4の元司令代行(双子の元上司)に2人の保護を頼まれていた)により吠舞羅のメンバーもこの2人の保護を受け入れます。
草薙さんは伏見を連れて、セプター4に双子の解放を求めて交渉しにやって来ました。屯所で待っていたのは新青の王・宗像礼司。よその王相手でも物怖じしない態度の伏見に対し、「怖くないのか」と草薙さんが問いますが伏見は
「俺が怖いのはよその王じゃなくて、尊さんです」と心の中で呟きます。このへんからも自分が何故吠舞羅に入ったのか、疑問を持つようになった伏見の心中が伺えます。
草薙さんは宗像に湊兄弟の身柄を安全に解放すること、宗像は草薙さんに湊兄弟の身柄の無条件での引渡しを求めます。草薙さんは湊兄弟を新生セプター4の隊員として受け入れるのはどうかと宗像に提案しますが、宗像はその提案を断ります。自分の作る新しいセプター4には真に有能な人材だけを集めたい、昔の隊員は不要だとことわった上で、草薙さんの後ろに控える伏見に目を向け「暗器使いが手駒に欲しい」と呟きます。(吠舞羅にいた頃から伏見は暗器ナイフの使い手でした。)これには草薙さんも伏見もびっくり。草薙さんは交渉を切り上げ、慌てて伏見を連れてセプター4の屯所を立ち去ります。
帰りの車の中で草薙さんは「伏見には吠舞羅にずっといてほしい」と言います。八田なんかは言われなくても吠舞羅の中心にいるような人物だけど、伏見には自分の仕事を引き継いでもらうような人物になってほしい、と。「いてほしい」と忠告をしなければどこかに行ってしまいそうだと草薙にも思われていたということから、自分はやはり吠舞羅の中で浮いているんだと伏見は再認識します。そんなことを思っていると、車は伏見が昔住んでいた家の前(この時は既に空き家)を通りました。ふと伏見がお屋敷の窓に目を向けると、そこには2年前に死んだはずの男、伏見仁希の姿が。伏見はその姿を見て取り乱しますが、死んだはずの男がいるはずないとすぐに冷静になります。
家に帰って伏見は八田に青の王のことや幽霊の話をしますが、八田の答えはかつて「100点」だったものとは大違い。的をはずしまくった答えを連発する八田に伏見はうんざり。
自分たちはjungleに敗北したとき「もっと力が欲しい」と思って吠舞羅に入ったのに、今の八田は「俺らは尊さんに憧れたから吠舞羅に入った」と言う。つまらない世界を、気に入らない世界を、壊せる力があったら明日も生きてやってもいいかという気になって、吠舞羅に入ったあの時。だけど八田は尊さんにしっぽ振って、こんな世界に満足しちゃって、きっと八田にはもう"ぶっ壊したいもの"なんてないんだ。そう思った伏見は八田に失望します。
伏見はその頃から、この前昔の家で見た仁希の亡霊を頻繁に見るようになります。それが原因で湊兄弟をナイフで刺し違えそうになったりして、湊兄弟の一件に関しての行動から伏見は吠舞羅側からなんとなく不信感を抱かれるようになります。(他にも湊兄弟の件に関して色々あるのですが、ここの説明はちょっとややこしいので端折ります……すいません)
そんなこんなしているうちに、伏見は単独で宗像の元に呼ばれます。 最初は宗像の話に真面目に耳を傾けていなかった伏見ですが、ジグソーパズルを完成図なしで何も無い床の上に確実な場所に並べていく宗像に目を奪われ、伏見は自ら宗像に対し「すげえ」という感情を持ちます。そして自分から「クランの鞍替えはできるのか」と消え入りそうな声で宗像に尋ねます。さすがにこの質問には宗像も予想していなかった様子。「何かありましたか」と宗像は伏見に尋ねますが、ちょうどその時、またしても猿比古の前に仁希の亡霊が現れます。伏見はナイフを取り出し、取り乱しますが宗像がそれを制止。帰り際に宗像に「君は風邪をひいているかもしれない」と忠告を受けます。

宗像の忠告を受けた伏見は家に帰り、サプライズパーティからずっと触っていなかったパソコンに手を伸ばします。
風邪、という宗像の言葉から伏見は風邪の原因=ウイルス、そして仁希の亡霊が現れるのはタンマツを持っている時だけということから、仁希の亡霊の原因はコンピュータウイルスであるということを推測します。
伏見はパソコン側からタンマツの不正システムをサーチするプログラムを使い、それが強制終了させられたことから、自分のタンマツを遠隔操作している者がいることを確信します。しばらくすると、タンマツでは遠隔操作によってjungleのアプリが開かれ、アプリ内のゲームで「Niki」と名乗る人物から対戦を申し込まれます。そこからは遠隔操作が切れ、猿比古はその対戦を受け入れます。猿比古はゲームの途中でこの「Niki」という人物は本物の仁希でないということを悟り、むかし上級生に報復したときのような指さばきで偽物の仁希を敗北させます。
偽物の仁希の正体は大貝。それを見破った伏見はチャット上で大貝を問い詰めます。
実は伏見に仁希の亡霊が見えるようにウイルスを仕向けたのも大貝でした。jungleの王様、すなわち緑の王から大貝に下されたミッションは「伏見を吠舞羅にいられなくなるようにすること」。それで大貝は伏見に仁希の亡霊を見せることで伏見が取り乱すことを予想し、伏見のタンマツにウイルスを送り付けたのです。しかしそんなことをして大貝の気持ちは晴れませんでした。
緑の王は猿比古に興味を持っていました。多分、比水流は猿比古の能力に最初から目をつけてて、(実際に勧誘したのはこの4年後くらいですが)このころから自分のクランに引き入れたいと思っていたのだと思います。
結局いつも目を向けられるのは猿比古ばかりで、緑の王様も大貝のことには興味がない。
「なんでいつも!!いつも!!いつもいつもいつもおまえなんですか!!王様はアヤを先に仲間にしてくれたのに!!」
伏見に不満を爆発させる大貝ですが、緑の王によって大貝は強制終了させられます。大貝が強制終了させられたあと、画面越しに緑の王が伏見に接触をはかりますが、青の王・宗像の介入によりそれ以上は阻まれました。ちなみにこの時、緑の王の計らいにより猿比古のjungleのアカウントは消さずにそのままになっています。その後青の王どころか赤の王まで伏見の部屋までやって来て、尊さんは伏見に「おまえはどうしたいんだ」と尋ねられます。そして宗像からは改めてセプター4の勧誘を受けます。無言のまま立ち尽くしていた伏見ですが、尊さんは「そうか」と言って特に未練もなさそうに去っていきます。伏見は「なにが?」と思いましたが、自分の足元を見てみると足がほんのわずかに青の方に動いていました。

このあと伏見はバーに行きますが、入らずに路地裏でバーの外観を眺めているとアンナがやって来ました。アンナは最初からなんとなく伏見が離れていってしまうことを分かっていたみたいです。そしてアンナは伏見に「オバケはまだいる」ということを伝えます。いまいちピンときていない伏見。オバケ(=ウイルス)はもうすでにやっつけたはずなのに……。

アンナが去って、そのまま路地裏にいると怒った美咲がやってきます。数日間音信不通で、部屋に帰ったら猿比古の荷物はないし……八田は伏見を問い詰めます。ここがあの別離のシーンです。あとは皆さんが知っているとおり、伏見が徴を焼き尽くします。
2人で拳をあわせて、2人なら何だってできるような気がしていた、あの満たされた時間はどこで壊れてしまったのか。
そうして2人ぼっちのスモールワールドは崩壊し、八田と伏見は別々の道を歩くことになります。

このあと、セプター4に入った伏見の初仕事(湊兄弟捕縛)、大貝と伏見の再会、そしてアニメ1期のラストシーンである学園島で吠舞羅のメンバーの徴から光が空に舞い上がる場面の八田視点の様子がそれぞれ少しづつ描かれています。

ここはちょっと要所だけ書きます
・湊兄弟捕縛
伏見は初任務を完遂させますが、青と赤の力を両方使用する無鉄砲なやり方はやはり最初はセプター4の他の隊員には受け入れられませんでした。報告書には「むちゃくちゃだった」と書かれていました。
この場面の最後に伏見が自分自身に
「いつか八田のように誰に憚ることなく口にするようになる日が、自分にも来るんだろうか?」「おれの王は――――」と問いかけます。

・大貝と伏見の再会
大貝は名門の高校に進学し、ある日バスに乗っているとセプター4とその中にいる伏見を発見します。咄嗟に身を隠す大貝ですが、伏見に気づかれ伏見はバスの中に乗り込んできます。大貝は自分のやったこと(大貝は仁希は伏見にとってタブーであることを十分知っていた上でのあの行動)を伏見に謝ります。
その後、バスから降りた伏見に向かって大貝が告白します。

・学園島
これは八田視点。伏見が吠舞羅を抜けた後、そのことについて十束さんと八田が話してるシーンから始まり、尊さんが亡くなった後吠舞羅であの掛け声を言っているシーンでロスモワは終わります。





あらすじ紹介はここまでで終わります。
以後、雑多な感想です。
ロスモワはなんというか、「若いな」って感じですね。思春期の多感な時期の子がつけた日記をこっそり盗み見てる気分。きっとおとなになった猿比古や美咲やアヤがこれを読んだとしたら、恥ずかしがると思います笑
ロスモワは読む人によって見方が変わる印象があるので、安西くんと植田くんがどんな風に解釈して、どんなキャラに仕上げてくれるのか今からとっても楽しみです。
あと、まだキャストは発表されていませんがアヤや仁希がステージの上で動くんだなあと考えるとワクワクしますね!個人的にアヤがすごい好きで、ロスモワで1番好きなシーンもアヤのシーン(卒業式の日にお母さんとしゃべるシーン)なので、それが舞台で再現されると考えると感無量です。伏見に告白するシーンなんかも楽しみすぎます!!
ふたりが吠舞羅に加入したあと、巻き込まれる事件は湊兄弟の事件ですがここはどうなるんでしょう。初見のお客さんは話掴めない気がする。。。私も初めて本読んだ時正直湊兄弟が何なのかわからなくて(赤本未読でした)、「こんなもんか」みたいな感じでわりと適当に読んでいたので、本読んでる人が初見でそれだと舞台で初見の人はさらに「??」ってなっちゃうと思うんですよね~。お客さんは原作を知っている方が多いとは思いますが、舞台化する以上は原作未読の方にも楽しんでもらえるような舞台にすべきだと思います。わたしは2.5次元舞台は「原作に忠実で、かつ初めてその作品を見るお客さんにも原作の世界に入り込むことができる」舞台であることが前提だと思っているので…。
けど猿比古が吠舞羅抜けるきっかけになった事件だから、この事件じゃないと再現できないシーンもあるから、差し替えもダメな気もする……。ここは末満さんの力を信じたいと思います!これまでの舞台Kも末満さんのおかげで初見でも分かりやすかったので!(わたしは舞台KではじめてKを見た人間です。)
何がともあれ、すごく楽しみですね!ここまで書いといて、わたしは行ける可能性ほぼないんですが……笑 一公演だけでも行きたい……!


最後にまた言いますが……
ちょっとでもロスモワが気になる方は、ぜひ原作を読むことをおすすめします。八田や伏見が好きだという方はもちろん、Kという作品が好きな人には(ほかの小説もですが)もってこいの1冊です。

K -Lost Small World- (講談社BOX)

K -Lost Small World- (講談社BOX)

原作小説です。このブログでは書ききれなかった細やかな心理描写や、ふたりの会話なんかがみずみずしく描かれています。


K-Lost Small World-(1) (KCx)

K-Lost Small World-(1) (KCx)


こちらは漫画です。今出ているのは2巻までです(全3巻)。「活字が苦手」という人はこちらをおすすめします。原作と少し違う点が何点かあり、原作小説だけを読んでいる人にもおすすめです。連載は最近終了したばかりで、最終巻が今夏発売予定です。(たしか7月あたまに発売だったと思うので、舞台までに漫画派の人も間に合うと思います)


(ここからはKファンとしての見解です)
湊兄弟捕縛のあと、猿比古が「おれの王はーーーー」と自分に問いかけた問いの答えが2期12話の「おまえの王は青の王だったってことだろ」につながっていたり、スクナに八田が「昔の俺達に似てるよ」と言うシーン、八田が去った後伏見が「たまに100点の答えを出すやつ」と言うシーンがロスモワと繋がっていて、2期12話はほんとロスモワでふたりがお互いにかけることができなかった言葉が自然と出てくるようになっている2人の姿を見ることか出来て感無量でした。2人とも、成長したね……。天国の十束さんにいまの2人を見てほしいです。
それと同時に、こんなふうに2人をいい着地点につかせてくれた壁井ユカコ先生もといGoRAの先生方にはほんと感謝しかないです。ありがとうGoRA。
さすが作家さんたちが7人も集まって話を練っているだけあって、Kは小説も全部アニメとリンクしていて深く探れば探るほど新しい発見があります。これがKという作品のいちばんの魅力ではないかと。ほんとKは楽しい作品です!!続編も決まったし……!K最高!Kをこれからもよろしくお願いします!!

「K Lost small world」を未読の方向けに紹介その①

「K Lost small world」、通称ロスモワ。
今夏舞台化が決定しました〜パチパチ!!

Kが3年連続3回目の舞台化、ということで個人的にかなり高まってます〜!しかも八田と伏見のキャストは2章に引き続き植田さんと安西くんということで……めちゃくちゃ嬉しい!

今回は「Kのアニメ(もしくは舞台過去作品)は知ってるけど関連書籍とか読んだことない」「ロスモワ見に行きたいけど原作読む時間が……」って人向けに、ロスモワのあらすじを紹介したいと思います。あくまでもKの世界観、用語、登場人物、大体のあらすじを知っている方対象です。冒頭部からクライマックスまで言及しますので「ネタバレおっけー!」な人のみこのままスクロールお願いします。
書いといてなんですが、やっぱり少しでもお時間がある方は原作を読むのをめちゃくちゃお勧めします!!私なんかがブログで書くよりもずっと細かい描写で登場人物を瑞々しく描いてくださった壁井ユカコ先生の素敵な本なので、ぜひぜひ読んでください!!





※若干個人的な見解が入っているかもしれませんが、基本的には淡々とあらすじを説明します。
※結構な長さになってしまったので2つに分割しました。今回は2人の出会い~吠舞羅加入までです。


ロスモワは元吠舞羅・現セプター4伏見猿比古と吠舞羅の八田美咲の出会いから決別までを描いた物語です。
2人の出会いは中学1年生の時。2人はクラスメイトだったわけですが、最初は何もかかわりがありませんでした。八田は中学生にあがると同時に父の転勤で昔住んでいた鎮目町に引っ越してきました。そのため中学には元いた小学校の友達もおらず、そのうえ家族の中にいるとなんとなく孤立感(母は美咲の実父と離婚し、その後別の男性と再婚。義父と実母の間には2人の子供(美咲にとっては片親しか繋がっていない妹と弟)がいるため、家族の中で自分だけが半分しか血が繋がっていない)を覚え、どこにも居場所がないように感じるーー。暇つぶしといったら、学校で作った自分のグループ、通称「八田組」の奴らとつるむこと。けどその奴らとも何だか気が合わないし……。
「明日隕石とか降ってきて世界が滅亡しても、別にいい気がする」
ふとこんなことを思ってしまうような、怠惰な日々を送っていました。
そんなある日の帰り道、道端で上級生のカツアゲにあっているクラスメイト・伏見猿比古を見かけます。そういうトラブルを見過ごせない八田は声をかけますが
「やるよ、金も財布も。お前らが触ったもんなんか2度と触りたくない」「まだ小銭入ってるから這いつくばって漁れよ」
……いつもの伏見節で上級生たちを挑発する猿比古。これには助けにはいった八田もポカーン。逆上した上級生相手に、2人で応戦するのは分が悪いと感じた八田はタンマツのアプリ・「jungle」を使って八田組の仲間達を呼び出そうとしますが、その時、jungleのチャット内でで八田組の仲間達に自分の悪口を言われていたことを知ります。

ここで余談その①。(読まなくてもロスモワ本編のあらすじには差し支えありません)
ここで出てくる「jungle」というアプリはアニメ劇場版・2期を見た方ならピンとくると思いますが、緑のクラン・jungleが作ったタンマツアプリです。ロスモワに出てくるjungleのアプリは劇場版などに出てくるアプリの前身として稼働しています。
jungleのアプリといえば「ミッションを達成してjungleポイントをため、Jランクを目指す」ですが、これはロスモワに出てくるアプリとも共通しています。jungleのミッションや緑のクランはこの物語……というか八田と伏見にのちのち深く絡んでくるので、ロスモワ読んだ後にアニメ2期の八田・伏見の会話とかを見返すとかなり見方が変わります!

ここからまたあらすじです。
八田が呆然となっている間に2人とも上級生たちにボコボコにされ、挙句に猿比古には感謝されるどころか「感謝されたいならほか当たれ」「あんたのこと何も興味無い」と言われたい放題…。八田のことをつまんねえと一蹴したあと、伏見は独り言のように
「明日隕石とか降ってきて、世界が滅亡すればいいのに」
と呟きます。自分と同じことを考えていた伏見に、八田はちょっとシンパシーを感じます。
結局八田組のメンバーも本当は八田のことなんか全然仲間だと思っていなかったし、八田だけがみんなのことを仲間だと思っていたと自覚します。結果的に八田組(と思っていたのは八田だけでしたが)は崩壊し、八田は一人ぼっちになってしまいます。
落ち込んで、なんだかどうでもよくなった八田は授業をフケてトイレでぼーっとしていました。その時、隣の個室からチカチカと光が漏れ出しているのを発見します。覗いてみると、そこには伏見の姿が。最初は話しかけても拒絶されていた八田でしたが、ちょっと(かなりちょっと)受け入れられた八田は、伏見が隣で何をしているのか見せてもらえました。そこでは伏見がこないだの上級生たちにjungleのゲームアプリで報復していました。上級生たちはこのアプリに重課金していて、足りなくなった金を猿比古からたかっていたのです。ものすごいスピードで上級生をコテンパンにやっつけていく伏見に八田はあっけに取られ純粋に「こいつすげえ」って思います。そこから2人はつるむようになります。(つるむといっても、この段階ではまだ八田が一方的に猿比古に絡んでいるだけという感じですがw)
伏見とつるむようになった八田は、伏見のまたいとこ・大貝阿耶(おおがいあや)に誘われて「飛行船に乗っている謎の人物と接触する」というjungleのミッションに3人で参加します。

ここで余談②。
この"飛行船の男"というのは、ご存知の通りシロの身体に乗り移る前のヴァイスマンのことです。このミッションを出すのはjungle上層部……すなわち比水流なわけですから、このころから白銀の王に目をつけていたということですね。

ここからまたあらすじです。
ここで出てくる大貝阿耶という人物は、まあなんというか、猿比古の親類とは思えないくらい猿比古とはキャラが違います。(似ている部分はありますが。)大貝はツインテールでちょっと(?)痛いしゃべり方をして、ウサギのリュックを背負ってる女の子。そのためクラスメイトの女子からは「ぶりっこ」と言われ、八田と同様jungleで悪口を書かれていました。けど大貝はまったくそんなこと気にしていない様子。それどころか「気持ち悪いんですバカ女ども」と言ったりしています……こういうところ、伏見と似ていると思います。あと、大貝は伏見同様めちゃくちゃ頭いいです~こういうところも伏見の血筋なのかな。
3人は夜に集まって飛行船のミッションを行いますが、結構いいところまではいったものの、結局ミッションは失敗に終わります。
このミッションのとき、「伏見の頭のいいところすげぇと思ったから、伏見ともっと面白いことをして、一緒に笑いたい」――そんな思いが八田の中に芽生えます。

飛行船のミッションを終え、しばらくした後。
ある日、伏見が学校を休んでしまいます。気になった八田は大貝に住所を聞いて、伏見の家を訪ねます。そこにはでっかーーいお屋敷が。しかも鍵がかかっていない!!伏見の家は「鍵かけない代わりに持っていかれて惜しいものは置いていない」という不思議な考え方のお家。そんなこんなでお屋敷に入った八田は自室で風邪を引いて寝込んでいる伏見を発見します。こんなに広いお屋敷に、ひとりぼっちな猿比古。どうやら両親も不在のよう。見かねた八田は、伏見を看病することにします。
「寝込んでいるときに看病してくれるひとがそばにいて、ちょっとした我が儘を聞いてくれるっていう当たり前のことが伏見には想像出来ないようなことなんだ」伏見のためにお粥をつくり、そんなことを考えながらふっと気が抜けてしまった八田は伏見の家の台所で寝てしまいます。
暫くして目を覚ますと、八田の目の前には猿比古そっくりな男の人の顔が。この人は、猿比古の父である伏見仁希(ふしみにき)という人です。顔は猿比古そっくりだけど、それ以外は全然違います。黒縁眼鏡な猿比古と違ってチャラチャラした服装だし、ズケズケとものを言うし……。
「うちのおサルさんはダチほっぽって何してんの?」「おーい出てこいよ猿比古ぉ」

「出てこねえと新しいトモダチの口にカマキリ突っ込むぞ?」

そんな仁希の声を聞きつけた猿比古は、階段を駆け下り急いで八田の元に駆けつけ、八田を無理矢理家に帰します。
それもそのはず、この伏見仁希という男は猿比古にとってかなりタブーな存在。仁希は昔から猿比古の"大切なもの"を奪って、奪われた側である猿比古の絶望した顔やリアクションを楽しむというような行為をしてきた人物。決定的なのはアリの巣箱ですが(猿比古が小1のとき、猿比古の自由研究用のアリの巣箱にガソリンとゴキ…リを放り込んで全滅させた)それ以外にも色々あったんだと思います。
お父さんがそんな人物で、お母さんは会社の社長であるため全く子供に関心がなく(ネグレクト状態)、一人ぼっちで生きてきた猿比古にとって、自分を「すごい」と認めてくれた八田はこんな世界どうでもいいと思っていた伏見にとって次第に大きな存在になっていきます。劇中で八田を「的の真ん中にまぐれ当たりをぶち込んでくることがある0点か100点みたいな奴」と形容しているように、八田が伏見のことをすげえ奴だと認めていると同時に、伏見も八田のことを自分にとっての100点を出すことが出来るすげえ奴だと認めていたのかもしれません。

2人は中学3年生になり、八田は高校生になったら2人で部屋を借りることを提案し、伏見もそれを了承します。この年の夏頃から仁希は入院(日頃の不摂生からくる内臓の疾患によるもの)していたのですが勿論伏見は御見舞に行こうともしませんでした。
この時あたりに伏見と八田は尊さんや草薙さんに出会います。(2人が道端でゲームしてコーラ飲むシーンです。)ちょうどそのころ、「鎮目町には赤い怪物がいる」といううわさが流れており、尊さんが去り際にコーラの瓶を炎で溶かしたのを見て2人は彼が赤い怪物だと確信します。
このころまた一方で、jungleの動きが活発になってきました。今までjungleから出されたミッションは小さなミッションばかりだったのに対し、今回出されたミッションは「サプライズパーティのエキストラ募集」という大規模なものでした。具体的なミッションの内容は、3000人を集め"赤い怪物"がいると噂される鎮目町のバー"HOMRA"にサプライズを仕掛けるというもの。しかしこのサプライズというのは名ばかりで、実際は3000人でバーに押しかけ、クラッカーや爆薬を店の周りで使い、赤い怪物をおびき寄せるというもの。それまでなんとなくjungleに違和感(悪意のようなもの)を感じ、jungleの中枢に潜む影を睨んでいた伏見はサプライズパーティの最中にjungleのサーバにハッキングし、"悪意"の正体を暴くことを八田に提案します。もちろん八田は承諾。
八田とならでかいことをやれそうな気がする、失敗なんてしないーーーーまっすぐに「猿比古すげえ」「一緒にやろうぜ」と言ってくれる八田によって、伏見は自分の人よりよくできる才能(勉強や手先の器用さなど)に"本当の価値"を見出します。伏見は高校で学べるものなんかないと感じ高校進学をやめ、八田もそれにのります。まあ八田の場合はもともといけるかどうか怪しかったんだけどね!笑
もちろん伏見のこの決心に大貝はつっかかります。しかし伏見にとって大貝は、自分の話なんか「すごい」なんて思って聞いてくれない、世の中のどうでもいい人間のひとりに過ぎません。大貝の忠告を無視して、無視どころか暴力(大貝のリュックを蹴りあげて顔面にぶつける)をふるって2人は決別します。

そして2人は部屋を借り、そこを2人のアジトと称してjungleのサプライズパーティの日に向けて着々と準備を進めていきます。小さな格安物件の部屋でしたが、そこは伏見にとって大切な場所になっていきます。盗まれても惜しくないものしか置かなかった広いお屋敷とは違い、高価なものはひとつもないけど盗まれて平気なものは何一つない部屋。

「この部屋にはちゃんと鍵をかけようと思う」

タイトルにあるように、2人ぼっちのスモールワールドが完成します。


来たるサプライズパーティの日。八田は現場で伏見の指示を仰ぎながらパーティの参加者を混乱させる係、伏見は部屋でjungleの中枢にハッキングする係を担います。しかし伏見がパソコンでハッキングしている最中、緑の王が画面越しに伏見に接触。緑の王は中学生ふたりが秘密で進めていた計画をすべて知っていたのです。計画はおろか、2年前に伏見が八田と連絡をとるために作ったメールアプリの中で送ったメッセージの内容まで知っていました。「おれの目はどこにでもあります」と比水流はどこかで言っていたと思うのですが(2期かな?)このころからその片鱗が伺えます。
伏見はjungleへのハッキングを諦め、急いで八田のもとへ向かいます。そこにはクラッカーなどの武器を持ったたくさんのパーティの参加者たちがいました。八田を連れて伏見は逃げようとしますが参加者の中に大貝も紛れており怪我をさせられ、伏見は逃げ遅れます。参加者がいっせいに伏見に攻撃を仕掛け、このままでは猿比古が参加者に殺されてしまうと思った八田はHOMRAから姿を現した赤い怪物に助けを求めます。赤い怪物とその配下(十束さん)によって伏見は間一髪で助かりましたが、同時にふたりは自分たちの敗北・世界を変えるどころかパーティの参加者たちからの攻撃にも立ち向かえなかった己の無力さを痛感します。
力がほしい。特別な力がほしい。
そう思ったふたりは、赤のクラン・吠舞羅に入ることを決意します。

サプライズパーティが終わった3日後、伏見仁希が他界します。葬式で大貝に会った伏見はjungleに深入りするのをやめるよう大貝に忠告しますが、大貝は全く聞く耳を持ちません。伏見は気づいていませんでしたが、大貝がこんなにjungleに深入りしていたのは「猿比古をぎゃふんと言わせるため」もとい「猿比古に自分のことを見てもらうため」なんですよ……。このへんは八田と伏見の離別にも関わっていくのでここでの説明は割愛します。


今回はここまで!
近いうちにこの続きを書きたいと思います。

予想が当たってしまいました……………………。




………………。




しかもロスモワ…………。



そしてキャスト変わらず…………。




しかも、京劇…………。





…………。






頭がポアポアして情報にまったく追いついていません、、、これは現実?幸せすぎる夢の間違いでは、、、??
正直、前記事なんてほんっと暇つぶしでやった予想だったんですが、、、まさか当たるとは、、、しかもほんとに植田さんと安西くんでびっくりしました……。
私的に京劇ってのが一番重い情報でした。2章みたいにAiiAとメルパルクだったらキャストがそのままであろうが何の作品を舞台化しようがキッパリ諦めて見に行かないつもりだったのですが……京劇か~~。。
夏はほぼ行くの不可能なスケジュールなのですが……もしかしたら行くかも……。
とにかくありがとうK!!!愛してるぞ!!!

【追記あり】個人的予想「Do you know K?」で発表される新規情報

※今日のイベント終了後、答え合わせします

ずばり夏に舞台~!

理由その①

4月末って今日しかないよね!?
もう4月終わっちゃうよ!?(筆者がこれ打ってるのは30日午後4時頃)
Kは5月の方かもしれませんが!!

理由その②
末満さんは今年GoRAと花見に行った。
(けど該当ツイートは削除された)←重要

理由その③
K出演俳優陣で、夏(7、8月)の舞台の予定がぽっかり空いている人が多い。
安西くんと植田くんは秋決まってるのに夏空いてるんだよね……期待していいかな!?
けど圭ちゃんは7月あたまにペルソナ…うーん

理由その④
この半年ってなに〜〜!!
朗読劇→刀剣→無双で半年っていうのはちょっと大げさな気が、、てことは無双の次にもなんかある?→K?

以上、勝手な考察です!!
今年の夏は忙しすぎて絶対行けないんですけど当たってたら嬉しいな~!!

【追記】
どうやら当たったみたいです………………

4/4 AbemaTV「すべて見せます!オネエ×イケメンヒミツ飲み会」植田圭輔まとめ

前日の告知だったので私も結構ギリギリまで気づかなかったのですが……植田さんが先日AbemaTVの3時間生放送番組に出演しました。元々まとめなんか書かない予定だったのですが、あまりに面白すぎたので纏めておきます。
かなり際どい下ネタ(?)が含まれてますので閲覧注意です!笑



※ゲストの3人(植田さん含む)以外は全員オネエです
※かなりニュアンスなので参考程度にお願いします
※広海さんと深海さんの判別ができなかったので所々違うかもしれません笑
【MC】ゆしん、広海・深海、小椋ケンイチ(おぐねー) (敬称略)

4月4日はオネエの日!ということで、ただそれだけを祝うために行われた特番だそうです。(笑)新宿歌舞伎町にあるニューハーフバー・クラブメモリーでオネエたちが酒を片手に、Twitterで質問ややって欲しいことを募集しながら進行していく番組。
・「でもオネエだけじゃ華がないから……イケメン3人も呼んでおきました~!!」「キャーー!!」盛り上がるオネエ達。
・最初の1時間ちょっとくらいはMCの方たち+クラブメモリーのママとホステスさんたちが質問に答えてました。この時間がかなりカオスで……笑

質問:タチ(男役)やネコ(女役)は話し合って決めるんですか?
深海「あたしネコしかやったことなーい」おぐねー「出た!!この子バリネコ(バリバリのネコ)よ!!!」おぐねーwwww

おぐねー「あたしはどっちでも出来る」ゆしん「この人誰でも食い散らすから!!骨の髄まで!!」ちなみにこのへんはまだ8時半くらいの段階です。

質問:腐女子どう思いますか?
広海「私はBL大好きよ!!」
広海さんは同人誌とかも普通に読んで、〇らのあなとかにも買いに行くそうな。店員さん(女性)とも仲良くなったらしい。現実にはないシチュエーションに萌えるらしい。
周り「例えばどんなシチュエーション?」広海「例えば、見ず知らずのふたりが公園で出会って恋に落ちて……」ゆしん「その後どーせジャングルジムでパンパン(手を叩く)やってんでしょ!?」広海「そんなことない!!」ジャングルジムwww
おぐねー「あんなもんただのエロ本!!エッロエロ!!」

他にも色々あったんですがこの2つが印象強すぎました。笑
この中に植田さん入るの……?大丈夫?ってちょっと心配になりました。

で、9時ちょっと過ぎくらいに1人目のイケメン・SOLIDEMOのシュネルくん登場。
その20分後くらいに植田さん登場。その日の衣装は赤チェックシャツで、外ハネヘアー。相変わらず白くて綺麗な顔……。

・「まずは自己紹介からどうぞ!」
植田「えー……舞台中心に俳優やってる植田圭輔です!」
ここでザワっとなるオネエ達。
ゆしん「何~この子!可愛い顔して声低いっ!」ゆしんさん、目が完全にハートになってました。笑
・舞台で鍛え上げた太ももをオネエ達に触らせる植田さん。「すごーい!!ムキムキ!!」みんな大興奮で、皆1人ずつ手を伸ばして植田さんの太もも触る光景はなんともカオスでした。ゆしんさんはちゃっかり上半身も触ってました。

↓ここから話の順序ばらっばらです
・植田さん曰く、俳優の中にもオネエはいる。1回告白された。誰だ……。
・女の子におっぱいの大きさは関係ない。大きくても小さくてもどっちでもいい。(この時ほんっとにど〜〜でもよさそ~~って顔してて面白かったです。)ぺたんこでもOK。
・女の子は自分より身長低い人がタイプ。160くらい。
・ダメな女の子のタイプ・・・片付けられない人。
姉が片付けられない人で、片付けられない女の醜いところを散々見せつけられた。
植田「姉は下着とかもその辺にポイポーイ!!ってかんじの人」
・告白の仕方・・・ふらっと2人で外歩いてて、「今日どこ行く?」みたいな他愛もない会話の途中で「付き合おっか」
・恋愛失敗談(辛い思い出)・・・高校の時。
相手(サッカー部のマネージャー)が自分のことが好きだってことは前から知ってたけど、自分はしばらくしてから「俺も好きだわ」ってなった。そして付き合うことに。
クリスマスの時、2人で昔あったなんば(違う場所だったかも)のドンキの近くの観覧車に2人で乗って、てっぺんについてからプレゼントを渡した。
植田「ベタなのが好きなので!」
そしたら「いらない」って言われて、「なんで?」って聞いたら「こんな時期(クリスマス)に付き合ってって言われたら断れるわけない。」って言われたらしい……。植田さん曰く、「俺が(その子のことを)好きって気づくのが遅すぎた。その子の中では俺への気持ちはもう冷めてた。」
これにはオネエたち怒る。「その女最低ね!!」「大体サッカー部のマネージャーなんか男目当てに決まってんのよ!!」わろたwwでもわたしも思う!!
・オカマ(MC4人+クラブのホステスさん2人くらい)達の中から1人自分と付き合えそうな人を選ぶコーナー。選ぶ時はみんな目をつぶって下向いて、植田さんが選んだ人の手を握る流れ。
みんな目つぶって下を向こうとするのですが
植田「あっ待って!!みんな目見せてください!!」「目は重要です!!」
ってことでみんな目を開けて、植田さんが1人ずつ目を合わせて選んでました。この時ゆしんさんはめっちゃ照れて顔真っ赤!!誰だって植田さんにそんなことされたらそうなるよね~!!
結果はおぐねーさんが選ばれて、理由は「目が綺麗だから」だそうな。ちなみに一番無理なのは?という質問には「あの、奥の方(ホステスさん)……。」「なんか、闇抱えてそう!抱えてますよね?」
ホステスさん「はい、ありますね!けっこう深いです!」植田さんも植田さんですけどホステスさんもホステスさんだったwww
Twitterで募集した「植田さんにやってほしいこと」
①広海さんと
お家でゲームしてるときのシチュエーション。
広海さんがずっとゲームに没頭してて、植田さんがしつこく「ねえ、何してんの?(すねてる顔)」って言い寄る。このときめちゃくちゃ顔近い!!!広海さん、めちゃくちゃ照れてました。
これやってる間、ゆしんさんはトイレで席外してたんですが、帰ってきて植田さんと広海さんの距離が激近なことに気付き「テメーーあたしがトイレ行ってる間に何植ちゃんとイチャイチャしてんだよー!!」って叫んでました。笑

おぐねーさんと
これもまたお家の中のシチュエーション。
おぐねーさんは彼氏(植ちゃん)が最近「好き」っていってくれないことに腹を立ててる彼女の役。
おぐねー「なんで最近好きって言ってくれないのよ!」「私のこともう好きじゃないんでしょ!」植田「言わなくても伝わるでしょ」

……これ終着点忘れちゃいましたが、終わったあとめちゃくちゃキャーキャー言われてました。

③広海さんに壁ドン、顎クイ
広海さんが自分目線のカメラ持って、視聴者の方にも広海さんの気持ちを味わってもらう……というかんじ。
これ、ほんっとにカメラ近くて画面越しでも照れるレベルでした。笑 どれくらい近かったかというと、植田さんの毛穴がはっきり見えるレベル。
あと、どのリクエストのあとかは忘れちゃいましたが(多分①かな?)おぐねーさんが「この子絶対タチよ!!」って叫んでました。
植田「タチってなんすか!?笑」視聴者(植ちゃんは知らなくていいよ……)

クラブメモリーのママさんが「Twitterが1000超えたらシャンパンを開けちゃう!」と仰り、10時半くらいに無事1000ツイート達成。
そしてシャンパンを飲みながら、お酒の失敗談についてみんなでお話。
植田さんの失敗談は、20代前半の時に草むらで寝てしまったことがあったらしく、朝犬の散歩に来たおじさんに「兄ちゃん何してんの?」って声かけられたらしい。
おぐねー「気をつけないと持ち帰られるわよ!」説得力ありすぎる

最後は
4月4日はオカマの日ということを学んだ!ということと、曇天と無双の告知で〆。


途中抜けたりして全部は見れませんでしたがほんっと〜〜〜に濃すぎる3時間でした。ほんとに無料放送!?有料放送じゃない!?っていうレベルでした。出てた人(男3人以外)が全員女性だったら叶わない企画(顎クイとか)とか面白い話がたくさん聞けたので、またこういう番組に出てほしいなあと思います!!